(画像左から)川口大樹、西山明宏
福岡を拠点に活動を続ける劇団「万能グローブガラパゴスダイナモス」(以下、ガラパ)。2020年の旗揚げ15周年に向けて様々なプロジェクト企画を準備中だ。その企画第0弾として、今年2月に福岡・大阪・東京でツアー上演した『溺れるクジラ』の凱旋公演を再び福岡で行なう。彼らにとって初となる凱旋公演を前に、脚本・演出の川口大樹、役者の西山明宏に話を聞いた。
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訳ありな人々が滞在する、とある海辺のゲストハウスが舞台の本作。様々な事情を抱えた人々がいろいろなことに“溺れる”悲喜こもごもを描いたコメディだ。「今回、あえて“ガラパらしくない”作品にしたんです。抽象的だったり、演劇的な要素をいつもより多く入れてみたり。
面白がってくれる方もいれば、“ガラパらしい”シチュエーションコメディを求めている方もやっぱりいらっしゃる。でもあえて変えてみたことで、改めて自分たちの強みとか、求められているものがわかった気がします」と新しいアプローチに手ごたえを感じたという川口。演じる側の西山は「福岡から大阪、東京と、ツアーを経て作品は成長しているので、それをまた福岡で観てもらえることが嬉しいです。