原田美枝子演じる母と、ゲイカップルの会話劇 ─ 愛とは?幸せとは?
三ツ矢雄二プロデュース LGBT THEATER Vol.1「MOTHERS AND SONS ~母と息子~」(C)CHIE KATO(CAPS)
誰もが愛したくて、愛されたくて、受け入れたくて、受け入れてほしくて……そして偏見がある。サンシャイン劇場で上演している舞台、三ツ矢雄二プロデュース LGBT THEATER Vol.1「MOTHERS AND SONS ~母と息子~」は、そんなひとりの女性とゲイカップルの家族の話だ。上演は8月4日(日)まで。
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ニューヨークに住むキャル(大塚明夫)とウィル(小野健斗)は同性婚をし、バド(阿部カノン、中村琉葦ダブルキャスト)という11歳の息子と暮らしている。クリスマス前のある日、そこに突然、前触れなくキャサリン(原田美枝子)が訪ねてきた。彼女は、キャルのかつての恋人・アンドレの母親だ。アンドレは20年以上前にエイズで亡くなっており、最近に夫を亡くしたキャサリンは、喪失感のなか「なぜ息子は死んだの?なぜ自分は孤独で、あなた達は幸せなの?」とキャルや自分も追いつめていく……。
本作は第68回トニー賞(2014年)戯曲賞にノミネートされた。