2019年8月9日 17:20
この兄妹は狂人か?朴ロ美プロデュースの究極の二人芝居
(画像左から)山路和弘、朴ロ美
俳優、声優として活躍する朴ロ美が、プロデュースを務める舞台制作チーム「 LAL STORY 」。そのストレイトプレイ〈-sp-〉シリーズの第2弾として、テネシー・ウィリアムズ作のふたり芝居『さけび』が上演される。そこで出演も兼ねる朴と共演者の山路和弘に話を聞いた。
同シリーズの第1弾『死と乙女』 (2018年)でも演技の火花を散らせたふたり。朴に山路の印象を聞くと、「役者として、お芝居をつくる人間としてこんなにも尊敬し信頼できる方はなかなかいない」と全幅の信頼。一方の山路は、「この人はね、重機ですよ。ブルドーザーかダンプカー。どんどん踏み倒して突き進んで行って、それに僕は引っ張られているだけ」と笑う。
「そんなことないです!」という朴に、「とても迫力のある女優さんということで」とすかさずフォローを入れる、ぴったり息の合ったひと幕も。
そんなふたりが、またもや難作に挑む。「いまだ未完」と評される、テネシー・ウィリアムズの 『さけび』。登場人物は座付き作家兼俳優の兄フェリースと、その劇団の看板女優の妹クレアのみ。旅公演の途中に「妹さんとあなたは気が狂っている」