中島ヨシキ、高橋広樹、南早紀の3人が織りなす音楽朗読劇『ジキルvsハイド』
役も話も同じだが、伝わってくるキャッチボールの速度や球筋に違いがあった。稽古ではその違いを味わいつつ、楽しい時間を過ごした」。そして、朗読劇については「お客様と共有できるイメージを作れるか。それが朗読の一番の醍醐味。個人的には、普通の演劇よりも朗読劇の方が、客席との一体感が生まれやすいと思う。一期一会その公演に来てくださるお客様との『ジキルvsハイド』が作れれば」と語った。
マリー役の南は、本作品に初参加だが、「先輩たちや演出家からのディレクションで、自分の中でマリー役の方針が出来つつある。本番までに完成させるように頑張ろうと思う」と意気込む。
「原作を知っている人も知らない人も、この朗読劇を見て、いいなと思ってもらえるようなお芝居にしたい。また、朗読劇自体初めてのお客様にも、朗読劇の魅力が伝わるようなパフォーマンスができたら。劇場で一緒にこの『ジキルvsハイド』の世界を楽しみましょう」と述べた。
上演時間は約90分(途中休憩なし)予定。また、11月30日(土)には神奈川県立青少年センター紅葉坂ホールで、13時半公演(伊東健人、神尾晋一郎、田中美海)、19時公演(石川界人、中島ヨシキ、吉岡茉祐)も行われる。
取材・文:五月女菜穂