くらし情報『貴重な2曲も上演! 解説冊子つきで聴ける邦楽囃子の上演会』

2022年8月3日 18:15

貴重な2曲も上演! 解説冊子つきで聴ける邦楽囃子の上演会

貴重な2曲も上演! 解説冊子つきで聴ける邦楽囃子の上演会

歌舞伎や日本舞踊などの舞台で演奏される“邦楽囃子”。締太鼓や大鼓、小鼓、笛のメイン4種の演奏のほか、さらに山奥のこだまや雷の音、亡霊が登場するときの曲など、50種類近くの楽器を使い分けるのが“囃子方”だ。「佐幸会」は、その邦楽囃子演奏家・田中佐幸を代表として、“邦楽囃子”の伝承と普及を目指して活動。田中佐幸の息子で、「お囃子プロジェクト」主宰としても活躍中の望月秀幸は、今回の特別公演について「古典邦楽の貴重な演目を選んでいます」と意気込む。

演目は3つ。まず「長唄 翁千歳(おきなせんざい)」は、五穀豊穣・国土安穏を祈る儀式的祝言曲として知られ、その格式の高さから上演されること自体が希少だという。続く「素囃子 三番叟(さんばそう)」は、足踏みによって土を耕し、大地を目覚めさせる存在の“三番叟”を表した演目。邦楽囃子のみで演奏することはこちらもまれだそうだ。

「もともと、長唄『翁千歳三番叟』というひとつの楽曲なのですが、今回は冒頭から翁送りまでを『翁千歳』、揉みの段・鈴の段を『三番叟』としてお送りします。どちらも古典奏法を重視した演目で、演奏する側からするととても難しくて、今からプレッシャーで胃が痛いくらいなんですよ(笑)」

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