ヒプノアーティスト、つまり催眠術(hypno)を駆使したエンターテイナーとして活動するジョイ石井によるライブイベント「JoyIshii Breaking Hypno」が6月30日、東京・有楽町のI’M A SHOWにて開催される。そもそも催眠術とは何なのか――? そんな疑問をジョイ本人にぶつけてみた。
催眠術と聞いて「胡散臭い」と警戒し「やらせじゃないか?」と疑念を持つ人も多いだろう。ジョイ自身、以前は催眠術を「信じていなかった」という。10代で渡米し、帰国後は俳優として活動していたが、あるTV番組で世界的催眠術師マーティンst.ジェームスの通訳を務めることに。実際に彼の催眠術ショー、それに熱狂する観客を目にし、驚きが興味に変わり、マーティンが伝えようとしている意図をくみつつ、日本の観客の特性も考えながら通訳を務める中で自身もステージスキルを身に着けていったという。
「催眠術とは何か?」「本当にみんなかかるのか?」という質問にジョイは「催眠は、ひと言で言うと“モチベーション”。無理やり人を操るものと思われがちだけど、そうじゃなく『(自ら)そうしたくなっちゃう』もの――つまりきっかけを与えるものなんです。