4人で四千匹の動物たちを表現!長塚圭史演出「モグラが三千あつまって」
撮影:黒豆直樹
長塚圭史演出の音楽劇「モグラが三千あつまって」の開幕を前に7月12日(水)、稽古の一部が公開され、その後、長塚をはじめ、振付の近藤良平、音楽の阿部海太郎、キャストの吉田美月喜、富山えり子、小日向星一、栗原類が出席して会見が行われた。
長塚が新国立劇場にて取り組んできた「こどもも大人も楽しめるシリーズ」の4作目となる本作。長塚自身が「9歳の頃に読んで、強い衝撃を受けた」という武井博の児童文学を原作に、モグラ族、ネコ族、イヌ族の食料を巡る攻防を描き出す。
吉田らキャスト陣は、たった4人で約三千匹のモグラ族をはじめ、イヌ族、ネコ族、合計約四千匹弱を表現する。この日は、冒頭のモグラ族の面々がどうやって食料のタロイモを守るかを話し合うシーン、ダックスフントたちがモグラ島に上陸してタロイモを掘り起こすシーンが公開。歌やダンスを組み合わせ、一族の存亡を懸けた争いのさなかにありつつも、どこかコミカルなやりとりが展開された。
長塚は“こどもも大人も楽しめる”としつつも「この先に展開する世界は決して甘くはありません。争いを起こしてはならないというメッセージも入っていて、戦争というものを考えさせる作品になっており、2023年にやるべきと思い、提案しました」