くらし情報『千年の時を超える物語の序章を濃密な劇空間で描き出す』

千年の時を超える物語の序章を濃密な劇空間で描き出す

客席にはっきり伝わる発声ではなく 「マイクに頼ってぼそぼそ言う芝居をやってみたい」と、上演台本・演出を担当する鈴木勝秀は辰巳たちに伝えたそうだ。
キャストは草介役の辰巳と光蔭役・浜中文一、とわ役・菅原りこ、八百比丘尼役・AKANE LIVの4人のみ。かなりのボリュームのセリフで、なおかつ歌もある。浜中は「僕が歌うのはちょっとだけ」と笑うが、辰巳によれば「その分、光蔭さんが草介をどう思っているのかということも含めて、文ちゃんはセリフをめっちゃしゃべる」。各人の目線で見た平安時代の出来事、そして彼らの内に巻き起こる感情や想い。ロックのサウンドと共に、どう描かれるのだろうか。
舞台で描かれる物語はそこで一旦ピリオドを打たれ、そして映画へと続く。もちろん、それぞれ独立した作品として楽しめるが、両方見ればより深く味わえるはず。
浜中も「舞台で草介と光蔭がこうだったから映画ではこうなったんだ、って思ってもらえるのが一番いい」と語る。まさに対になっている作品なのだ。
そう考えると、やはりこの公演を映画鑑賞前に観ておきたい。公演は9月8日(金)~18日(月・祝)品川プリンスホテル クラブeXにて。その後、大阪公演あり。

取材・文:金井まゆみ
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