ここまで言って大丈夫? 知花くららの恋歌も詰まった短歌入門書の気になる中身

2018年1月4日 06:00
 

歌詠みとしての顔ももつ、知花くららさん

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知花くらら

ミス・ユニバース2006で日本代表として出場し、準ミスに輝いた、知花くららさん。現在も多数の女性ファッション誌でモデルを務める傍ら、2007年から国連WFPのオフィシャルサポーターとして活動をスタートし、2013年からは日本大使として世界を股にかけ活動されています。

才色兼備を絵に描いたような、女性も憧れる存在の知花さんですが、数年前に短歌をはじめ、歌詠みとしても活躍されていることはご存知ですか?

そして、独学で短歌を始めたにもかかわらず、なんと、2017年には「第63回角川短歌賞」で佳作を受賞されました。

短歌に精通していない人にとっては、この賞の位置づけがわかりづらいと思うので調べてみたところ、“昭和30年に創設され、短歌の新人の登竜門として多くの人々に目標にされる権威ある賞で、歌人の俵万智氏も大賞を受賞している”とのこと。

バリバリ理系の私でも歌まで覚えている俵万智さんも受賞した賞。特に短歌を始めたばかりの人にとっては、特別な賞なのだと理解しました!

永田和宏(著),‎ 知花くらら(著)「あなたと短歌」、2018年1月4日発売!

さて、そんな知花さんですが、2015年から16年まで「週刊朝日」の連載で、宮中歌会始の儀や朝日歌壇の選者で近現代短歌の第一人者である永田和宏さんに歌の作り方を教わってきたのだそう。

そして、その連載から生まれた短歌入門本「あなたと短歌」が2018年1月4日に発売されます!!

短歌初心者が抱く素朴な疑問や、歌を作るうえでのポイント、歌人としての心得などを知花さんと一緒に学んでいく短歌の入門書となっています♪

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気になる本の内容を、特別にちょっぴりご紹介♡

今回、いち早くこの本を読んだ私ライターかわはらが、本の内容についてちょっぴりお届けします♪

正直、本を読むことに特段慣れているわけでもなく、ましてや短歌という馴染みのない分野、加えて200ページ以上もある本ということで、最初は読破できるものだろうか…という思いでした。ですが、なんと! 読み出したら、スラスラと読み進めることができ、文字通りページをめくる手が止まらい状態。僅か1日で読んでしまいました。(大げさではないです…!)

入門書というと、図解のある・なしはあるとしても、一方的な説明が続くものが多いと思いませんか?
この本は、教わる側(知花さん)と教える側(永田さん)の対話形式で構成されていていることで、読みやすくなっているのだと思います。

短歌にあまり興味がないという方や、始めてみたいけど難しそう…と思っている方にもおすすめできます!

そして、この本を読み終わったとき、もともと新しい学問や芸術を学ぶことが好きな私としては、短歌に興味をもったことはもちろんですが、それ以上のことを考えさせられることに。

「短歌の入門書」とのことですが、そこから自分が何を感じ取り、どう吸収するかは自由だと思うのです。

そのうえで、私は、僅か31文字の言葉に時間的・空間的な無限の世界を感じ、そして「自分の感性や心の機微を大切にしたい」と感じました。

さて、気になる本の中身についてですが、5つの章から成り立っています。

◆第一章「歌を詠むと人生は豊かになる」

最初に、知花さんが短歌を始めたきっかけについて触れられています。大人になって、与謝野晶子の短歌を読んだところ、恋に対して向こう見ずなところにすごく共感をしたのだとか。

そして、ひょんなことから、乳がんで亡くなった女性歌人の第一人者河野裕子さんと、夫であり本書の共同著者である永田和宏さんの相聞歌(恋の歌)を知り、「どんな恋愛小説よりも素晴らしい」と感銘を受け、自身も短歌を始めることに。
始めたばかりのころは、某ファッション誌の編集部から「これ出して大丈夫? 」と心配されるような、衝撃的な恋の歌も作られたそう!

(実は私もびっくりしました。気になるその歌の中身は、本書でチェックしてみてくださいね♡ )
そして、短歌の醍醐味についても語られています。知花さんの「人生における出会いに付箋を貼る」という言葉は印象的。

◆第二章「歌を詠むー作家の技術と心」

ここでは、「自然詠」「機会詠」などの短歌の種類と、字余りなどの破調やリフレイン、形容詞や詞書がもたらす効果や使ううえでの注意点について解説されています。

「歌は、作者と読者のキャッチボールで、言いたいことをあえて言わないということが大切」という永田さん。それは実はとても難しいことのようですが、本書にはそれを実践するための手法が解説されているので、知花さんも「私が歌を作り始めたころにこの本があったらよかった」と思ったのだそう。

特に短歌初心者にとっては、良い歌を作るためのヒントになるのでは。

◆第三章「歌を詠むー題詠と解釈の楽しみ」

「雪」「恋」などの題詠の投稿歌を紹介しながら、永田さんと知花さんが自身の解釈を語ります。

様々な投稿歌に触れることで、同じ状況や場面にいても、どこを切り取り、どう感じるかは人によって千差万別で、こんなに豊かな感性をもっている人たちがいるのだと痛感しました。(20代〜30代の、恋に仕事に奔走する女性が共感するような歌もたくさん紹介されていますよ♡  )

そして、日常で起こる些細なことやそこで沸き上げってくる感情に丁寧に目を向け、それを言葉で表現することって、とても素敵だな、と思いました!

◆第四章「歌を味わうー永田先生と読む、くららの好きな歌十首」

知花さんが短歌を始めるきっかけになった与謝野晶子の歌をはじめ、知花さんの好きな歌を紹介。永田さんとどのように感じたかについて、語っています。

永田さんの奥さんが、亡くなる前日に短歌を作ったときのエピソードについても触れられています。言葉のもつ意味や重みについて、深く感じさせられました。

◆第五章「歌会を愉しむーくらら、永田先生と歌会に参加する」

最終章は、知花さんにとって初となる歌会への参加ルポが収録されています。

短歌初心者にとっては、歌会に参加することの意義について知ることができると思います。また、歌の解釈についての意見交換の様子が収録されているので、「一つの歌でも人によってこんな解釈もあるんだな」と、言葉の受け取り方の相違を楽しむことができるのではないでしょうか。

みなさんは、自分の中にあるなんとも言えない微妙な感情をピッタリの言葉で表現できたとき、そしてそれを他者と共有し共感できたとき、満ち足りた気持ちになったりしませんか? 私は、それってとても素敵なことだと思っているんです♪ そしてリケジョでありながらライターをしたいと思ったのも、そんな思いからだったり…。

そんな言葉の魅力も感じさせられる本書。ぜひ、多くの方に手にとってもらいたいです!

最後に、知花さんから、書籍を通じて女性たちに伝えたいメッセージをもらいましたので、ご紹介します♪
“短歌を始めて、言葉が連れていってくれる“想像時間”を持てるようになりました。日本語は美しいなと思います。そして、ひとりの女性として懸命に生きた女流歌人の歌を知ってほしい!”

「あなたと短歌」
著者:永田和宏知花くらら
出版社名:朝日新聞出版
発売予定日:2018年1月4日

文/かわはらりな

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