くらし情報『障がいを受け入れてたくましく生きる『五色の舟』の見世物小屋一座』

2015年10月15日 15:00

障がいを受け入れてたくましく生きる『五色の舟』の見世物小屋一座

障がいを“飯のタネ”に生き延びる見世物小屋の人たち
障がいを受け入れてたくましく生きる『五色の舟』の見世物小屋一座

『五色の舟』(漫画:近藤ようこ、原作:津原泰水/KADOKAWA エンターブレイン)
12年ほど前に、スペインのセビリアに短期留学しました。初めてのスペイン、初めてのアンダルシア。イスラム文化が色濃く残る魔法の国のような街で、見るものすべてが新鮮でした。
その中で驚いたことがあります。それは、片足がないとか、片手がないとか、指が三本(妖怪人間ベムを地でいく感じ)の、いわゆる障がい者が街にたくさんいたことです。
そのときに「今まで日本で、こんなにたくさんの障がい者を見たことがあったかな?ここが障がい者の多い街なのか、それとも日本の障がい者が外に出ないだけなのか?」と疑問に思いました。その答えはまだ出ません。

「障がい」という言葉は少々ネガティブに響きます。
でも、大勢の人とは異なると考えれば、それは「個性」とも言えます。

『五色の舟』は、いわゆる障がい者たち5人が家族として暮らしているお話です。両膝から下を切断したお父さん、身体は小さいけれど怪力の昭助兄さん、下半身が合体している結合双生児だった桜、肩から直接指が生えていて耳の聞こえない和郎(かずお)

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