くらし情報『「自分に自信のある人はいない」『昭和元禄落語心中』 が心に響く名作である理由』

2017年3月1日 12:30

「自分に自信のある人はいない」『昭和元禄落語心中』 が心に響く名作である理由

自分に自信のある人なんていない
「自分に自信のある人はいない」『昭和元禄落語心中』 が心に響く名作である理由
「自分に自信のある人なんていませんよ」
と、お世話になっていたお姉さんに言われたことがあります。和久井が20代の頃だったかな。

当時はそれが信じられなくて、
「だってあの人はあんなに偉そうにしているじゃない」「この人はこんなにいい大学を出ていい企業に勤めているじゃない」なのに自信がないわけないでしょう? って。
でも、今ならわかります。

和久井は、端から見るととってもポジティブで自信満々に見えるみたいです。
短大を卒業した後、銀座でバイトしてお金貯めて23歳で夜間の専門学校に行って、28歳で大学に入り直して、32歳でスペインにテニス留学して。なんだかすごく人生前向きに生きてる感じがするみたいです。だけど、あれこれやらざるを得なかった理由は、単純にコンプレックスです。
自分に自信がなかったからです。自分を好きになれなかったから、なんとか好きになろうとしていたんです。

知りあいの若い女子にそんな話をしたら「和久井さんでも迷ったり辛かったことがあるんですね」と言われました。今まで、よっぽどキラキラして見えてたらしいです。でもさ、人はそうそう自分の心の奥底で思っていることなんか、他人には言わないものですよ。

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