くらし情報『好きな人を選ぶことの責任と、その楽しさを/誰に見せるでもない爪』

好きな人を選ぶことの責任と、その楽しさを/誰に見せるでもない爪

第34回「選ぶことの責任と楽しさを」
好きな人を選ぶことの責任と、その楽しさを/誰に見せるでもない爪
(c)つめをぬるひと
今回は「どんなに好きでも、その中からひとりを決めることが難しい。だから、誰かと対になるより、ひとりが幸せだと思ってしまったり」という読者投稿。

その中からひとりを決めることが難しいというのは、好きな人が多くて決められないということだろうか。いろいろな煩わしさが苦手で「ひとりが好き」ということについてはこれまで何度か書いてきたが、今回のような投稿は初めてかもしれない。

好きな人が多いということで思い出すのは、私が中学生の時だ。当時、私は好きな人が多かった。
恋愛の意味で好きだったのかどうかも分からないが、「いいじゃない!みんなかっこいいじゃない!」と思っていた。
中学1年の時、放課後に友人とその場のノリでラブレターを書くことになった。

そして、なんだか書いてるだけで恥ずかしい話だが、その友人が「I LOVE YOUって書きなよ!」という提案をしてきた。
そういうノリが通常運転な友人だったのだ。まだ言葉への責任とか重さがよく分かっていない年代でもある。

最初は躊躇したが、あまりにストレートすぎて逆に面白くなってしまい、本当にI LOVE YOUと書いて、更に自分の名前まで書いてその男の子の下駄箱に入れた。

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