どんなに仲が良くても興味はなくなる。過去の友だちとの付き合い方
この部屋には現在進行系のものしかない
by Studio 7042
今の住まいに越してから、半年が経とうとしている。
引っ越した当初は、「寂しくなったらどうすればいいんだろう」「掃除が苦手だから、部屋がどうしようもなく汚くなってしまうんじゃないか」というような不安を覚えていたけれど、どちらも杞憂に終わっている。
毎日が慌ただしく過ぎていくから寂しくなることもそれほど多くはないし、私は自分が責任者となるようなところでは苦手なことでも最低限のことはきちんとする性格のようだった。今のところ、部屋もきれいだ。
部屋をきれいに保てているのにはもうひとつ理由があって、ほとんどものがないからだった。もともと住んでいた部屋は、CDと漫画と服で溢れかえっていた。けれど、整理をしてみるとほとんど必要のないもので、恐らく所有物の2、3割程度しか今の住まいには持ち込んでいない。ものが多いのに捨てられないから、私は掃除が苦手だったのかもしれない。
それから、今の住まいのなかで一番古いものは、中学1年生の頃に買ったジョージ朝倉の『恋文日和』だった。大好きな漫画だ。
色紙や写真など、思い出みたいなものを残しておくことが苦手で、それらしいものは何もない。