くらし情報『こんな入居者はイヤだ!実録「モンスター入居者」列伝【なんでも大家日記@世田谷】』

こんな入居者はイヤだ!実録「モンスター入居者」列伝【なんでも大家日記@世田谷】

2018年3月31日 21:30
 

春といえば賃貸募集の季節ですね。

ネットを検索してみると、「マンションの入居を断られた」という経験がある方々が意外にいるようです。

理由は、年収や職業、年齢や性別などさまざまでしょう。

以前も書きましたが、契約が済んで入居が決まったとたん、入居者は法律で守られて圧倒的に強い立場になり、ちょっとやそっとのトラブルぐらいでは退去いただくことはできません。

ですから、大家の側からすれば、契約後のトラブルがないように慎重に入居者を選びたいものなのです。
賃貸マンション

YNS / PIXTA(ピクスタ)

今でこそ、うちのマンションは優良な入居者さんたちと良好な関係を築いており、(電気や水道のトラブルはともかくとしても)人間関係面でのトラブルはほぼ起きないようになっています。

しかし、僕が経営を引き継ぐよりも前、家賃が下がる一方だった時代には、いろいろと大変なことがありました。

今回は、うちのマンションで実際にあった「モンスター入居者列伝」をお送りしたいと思います。

※【なんでも大家日記@世田谷】過去の記事を読む

■ その1.黙ってペットを飼い、意味不明な言い訳をする入居者

うちのマンションはペット禁止です。

なのに、廊下を歩いていたら、かわいい子犬を抱っこした女性がドアを開けて部屋に入っていくではありませんか。

当時の僕は管理人でもなんでもありませんでしたが、いちおう管理人に報告してみると……。

「ああ、あの人ねえ。注意したんだけど「この犬、鳴きませんから」って言うばっかりで聞かなくてね」

う~ん、「鳴きませんから」ってそういう問題じゃないですよね(苦笑)
子犬

HIME&HINA / PIXTA(ピクスタ)

入居者の方とは契約時に「ペット禁止」ということで約束してはいるのですが、ここでいきなり契約書を盾に「ペット禁止ですよ!」と迫ったところで、相手の神経を逆なですることにもなりかねません。

かといってやんわりたしなめても無視されるだけ。

結局、ほかの入居者からクレームがこなかったので黙認となったようです。

当時は入居者が見つからなくなり家賃も下がり始めた頃だったので、出て行かれても困るという事情があったのだと思います。ルールを破った人が無理を通す……釈然としない気分を感じたのを覚えています。

■ その2.モンスターペアレンツがクレームを入れてくる学生入居者

家賃が下がり始めると、本来はワンルームを探すような学生さんが入居してくることもあります。

入ってきたのは某有名私立大学に入学したという18歳の男の子。
有名私大

Mugimaki / PIXTA(ピクスタ)

お父様はお医者様ということで、金銭面の心配もなし。

ところが、これが厄介な入居者でした。

この大学生、性格が悪いわけではないのですが、とにかくなにかあるたびに実家に連絡するのです。

すると、パパかママから管理人に厳しいクレームの電話が入るわけです。

ところが、それがささいなことばかりなんですよ。
モンスターペアレンツ

KY / PIXTA(ピクスタ)

「電気が一切つかなくなった」←それ、ブレーカー落ちただけです。

「今度は玄関がまっくらだ」←いや、電球が切れただけですけど……。

お風呂に虫がいる!」←まあ、窓を開けて換気すれば虫くらい入ってきますよね(苦笑)。

こんな具合にクレームが続き、当時の管理人はかなり振り回されていたようでした。

この名残は、うちのマンションで唯一、風呂場の窓に網戸が設置されていることに見て取れます。

クレーム言ったもん勝ち、というのはイヤなものです。

ああ、モンスターペアレンツは怖いなあ!

■ その3.夫婦ゲンカの怒声がまる聞こえなカップル入居者

夫婦ゲンカがすごいカップルもいましたね。

いや、夫婦ゲンカをするなとは言いません。

長く一緒にいれば、ときには怒ったり泣いたりすることもあるでしょう。

でもね!窓を全開にして大声で怒鳴るのはどうかと思いますよ。
夫婦げんか

プラナ / PIXTA(ピクスタ)

「ねえ!あなた、一度でも私に『ありがとう』って言ったことあるの!?(怒)」

「(狼狽した声で)ありがとう!ありがとう!ありがとう!」

そして、物を投げる音が響き渡ります。

こういうケンカが夜中の12時あたりに起こると、さすがに周りもうんざりします。隣の部屋に住んでいた僕も「明日は早く出社しなきゃいけないのになあ」と思いながらベッドの中で夫婦ゲンカの声を聞いていた覚えがあります。
警察に通報

EKAKI / PIXTA(ピクスタ)

当時、ご近所の方が通報したこともあったらしく、管理人は謝りに行くのに大変だったとか。

思い返すと不思議なのが、このご夫婦、廊下で会ったりするとすごく感じが良いんです。

なんというか、保険のCMから抜け出てきたみたいなさわやかカップル。

夫婦ゲンカの翌日に仲良さそうな顔で出勤していくのを見て、当時独身だった僕は、なんともいえない複雑な気持ちを抱いたのを思い出します。

まあ、最後は、離婚して別々に出て行ったんですけどね……。

■ その4.家賃を滞納しまくった上に引っ越し費用を要求してくる入居者

これも怖いですね!

今でこそ、家賃に関する業務は不動産会社にお願いしていますが、遥か昔はすべて祖母が家賃の受け取り(取り立て)をしていました。

その頃、なかなか手ごわい入居者がおりまして、ある時期からいくら言っても家賃を払わないようになりました。
家賃の取り立て

Graphs / PIXTA(ピクスタ)

結局、たまった家賃は半年分。

ガマンの限界を超えた祖母がブチ切れても、せいぜい1か月分払うのがやっと。

親族内で話し合った結果、これはもう出て行っていただくしかなかろうということになりましたが、相手からは驚きの言葉が返ってきます。
盗人猛々しい

夏夫 / PIXTA(ピクスタ)

「出て行けと言うなら、次の物件に引っ越す費用をくれ!」

盗人猛々しいと憤るところですが、これ以上、傷を広げるのは得策ではないと判断し、泣く泣く理不尽な要求を飲み、引っ越していただいたそうです。

たまった半年分の家賃ですか?

もちろん、払われずじまいでした……なんとひどい話でしょうか!

こういうことがあってから、家賃に関する交渉は管理会社にお願いするようになったと聞いています。

いかがだったでしょうか?
ぐったり

タグチユウスケ / PIXTA(ピクスタ)

こうやって書き出してみると、「このときに自分が大家じゃなくて本当によかった!」と思うエピソードばかりです。

というか、もっとひどいエピソードもありますが、大人の事情で書くことができません。

自分は必ず内見に立ち会い、入居希望者の方々とお話しするように心掛けていますが、今思えば、それはこういう厄介な入居者たちの記憶があるからかもしれません。

やはり、良い賃貸マンションは良い入居者さんあってこそ。

これからもモンスター入居者を水際で防ぐべく、万全の態勢を取ろうと心に誓うのでありました。

※【なんでも大家日記@世田谷】過去の記事を読む

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