2018年4月13日 17:50
家は「借りる」「買う」どっちがいい?不動産業界で19年働いて得た結論
専有部と共有部の細かい区分けについては管理規約に必ず記載がありますので、購入前にチェックしておくとよいでしょう。
■ 賃貸住宅は、実は家主にとって厳しい時代に
ABC / PIXTA(ピクスタ)
賃貸住宅の場合、賃料と共益費を毎月払いますが、消耗品関係を除き設備の故障については原則として家主負担となっています。
また退去時における原状回復に際しても、「国土交通省ガイドライン」や「東京都住宅紛争防止条例(東京ルール)」により、自然損耗や経年劣化については借主は負担しなくてよいとされています。
そのため、退去に伴うリフォーム工事についてもその大半を負担しなくてはならないなど、家主にとって厳しい時代となってきたように感じます。
■ 賃貸住宅はまだまだ高齢者に厳しいのが現実
foly / PIXTA(ピクスタ)
賃貸住宅を語る上で、どうしても避けて通れない問題があります。
賃貸物件の営業をやっていた時代に痛感しましたが、「高齢者に非常に厳しい」というのが日本の不動産業界の現状です。
高齢者の場合、現役世代と違って収入が限られるということと、室内で万一のことが起きる可能性がある、ということが原因として挙げられます。