2020年6月10日 17:50
予算設定は?ローン返済方法は?「家づくりの資金」をわかりやすく解説
特に賃貸住宅ではかからなかった様々な必要経費がかかってくるということです。
以下は住宅を維持するためにかかる主な経費。
- 固定資産税年間数万~数十万円程度
- 火災保険料年間十数万円程度
- 光熱費のアップ広さや部屋数による
- 維持管理費屋根や外壁の葺き替え、塗り替え費用や補修費用など
- 設備機器の交換費用給湯器、コンロ、温水洗浄便座などの耐用年数はおよそ10年周期
また長期的にはリフォームの必要にも迫られます。
改修の規模にもよりますが、500万~1000万円程度の費用は覚悟しましょう。
先々の出費に備えるため、年間20万円以上は住宅の維持費用として積み立てておきたいところです。
■ POINT4住宅ローンの返済方法は大きく2つ
住宅ローンの返済期間は最長35年。
しかし、定年退職年齢を60歳とした場合、25歳から住宅ローンを利用しない限り、リタイアしたあとも返済し続けることになります。
リタイア後の長い人生のためには貯蓄も必要ですし、できれば退職金は老後の資金として取っておきたいと思うもの。
住宅ローンの返済方法は大きく以下の2つ。
- 返済期間を短く設定し、早く返済を終える
- 返済期間を長く設定し、月々の返済額を抑える
借入金額4,000万円を全期間1.5%で元利均等返済で借り入れした場合返済期間20年25年30年35年毎月返済額193,018159,974138,048122,473総返済額46,324,21747,992,21049,697,09351,438,816総利息6,324,2177,992,2109,697,09311,438,816
期間を短く設定すると月々の返済額が増え、それに伴い借りられる額が制限されるなどデメリットもあるものの、完済までの期間が短くなるだけでなく、利息が減るので総支払額が抑えられます。