誰かに褒められたい?自分の感受性の傾向がわかる「5つの質問」
ご存知の方も多いと思いますが、『一生モノの超・自己啓発 京大・鎌田流 「想定外」を生きる』(鎌田浩毅著、朝日新聞出版)の著者は、京都大学の人気火山学者であり、多くのビジネス書、自己啓発書を大ヒットさせてきた実績も持つ人物。
そんな著者がこれまでに書いてきたビジネス書は、地球科学者の立場から、理系的発想に基づいたものだったといいます。
■人生の“揺れ”とうまくつきあうべし
なにやら難しい表現ですが、重要なカギは、科学の本質が「予測」と「制御」であるという点。
たとえばボールを空中に向けてある角度で投げたとしたら、「どのような放物線を描いて。どこに落下するのか」についての見当がつくものです。
それをさまざまな自然法則から導き出すのが「予測」であり、予測した地点に落ちるように投げる力や角度を調整するのが「制御」。
「理系的な発想のビジネス書」の根本にあるのも、この「予測」と「制御」。そんな確信があったからこそ、著者は数多くの名著を生み出せたのだということ。
ところが、そんな考えの重心が、ここにきて変化しているそうです。
2011年の東日本大震災と、2014年の御嶽山の噴火、科学の限界を突きつけられる事件を立て続けに経験したことで、「現実では、ときに予想外のことが起き、まったく制御不能の陥ることがある」