くらし情報『日本の臓器移植手術が「アメリカより20年も遅れている」理由』

2016年2月2日 20:00

日本の臓器移植手術が「アメリカより20年も遅れている」理由

日本の臓器移植手術が「アメリカより20年も遅れている」理由


日本にも、病気を抱え、臓器移植を待っている子どもたちがいます。

ですが日本では臓器移植はほとんど行われておらず、心臓に持病を抱えた子どもたちは、大金を支払ってアメリカに渡り、心臓移植の手術を受ける場合も少なくありません。

しかも莫大な費用は、寄付などで賄われていることがほとんど。

日本ではアメリカよりも、臓器移植の手術が20年遅れているとされています。医療先進国でもある日本で、なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

背景にどのような問題が隠れているのかを探ってみました。

■日本では臓器提供が難しい

日本は保険制度が行き渡っており、お金のある人もない人も、少額の負担で医療行為が受けられます。

一方、アメリカでは、貧しい人は治療を限定した保険にしか入れなかったり、保険そのものに入れなかったりなど、格差が大きくなっています。

医療は非常に進んでおり高度な医療が受けられるのですが、お金があることが前提なのです。


しかし臓器提供に関しては、日本のように意思確認が難しくないため、新鮮な臓器の供給が可能になります。

アメリカでは、ボランティア活動をすることが当たり前。そこで、経済的な理由で病気の治療を断念した人が「自分の臓器が使われれば」

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