トヨタが実践!仕事のムダが見つかる考え方「7つのムダ」とは?
『トヨタの段取り』(OJTソリューションズ著、KADOKAWA)の著者であるOJTソリューションズとは、トヨタ自動車とリクルートグループによって設立されたコンサルティング会社。
トヨタ在籍40年以上のキャリアを持つベテラン技術者がトレーナーとなり、トヨタ時代の豊富な現場経験を活かしたOJT(On the Job Training)を行っているのだといいます。
そうやって現場のコア人材を育て、変化に強い現場づくりを実現し、「儲かる会社づくり」を支援しているわけです。
そして本書では、トヨタの段取りは「成果を出すためのビジネスツール」であるという観点から、どんな職場にも生かせるトヨタの段取りを紹介しているわけです。
■仕事のムダを見つける視点
作業の段取りを考えていくうえで、「ムダ取り」は重要なポイント。そしてトヨタには、仕事のムダを発見するための視点として、「7つのムダ」という考え方があるのだそうです。それは次のとおり。
(1)手待ちのムダ
(2)加工のムダ
(3)在庫のムダ
(4)動作のムダ
(5)運搬のムダ
(6)つくりすぎのムダ
(7)不良・手なおしのムダ
作業者にとっては、毎日当たり前のようにやっている仕事であっても、「7つのムダ」