バランスの悪い食事は1日でも睡眠に悪影響があることが明らかに
2014年に発表されたOECDの調査によると、日本人の平均睡眠時間は男性が6時間52分、女性は6時間36分でした。日本人の睡眠時間は世界的に短いことで知られており、女性は先進国のなかでなんと最下位です。
なかなかしっかり眠ることが難しい現代ですが、実は食べ物が睡眠に影響を与えるということが最新の研究でわかっています。短い時間でしっかり体を休めるためには、どんな食事をしたらいいのでしょうか?
■バランスの悪い食事は1日でも睡眠に悪影響が
コロンビア大学で行われた研究によると、食事は睡眠に大きな影響を与えるのだそうです。
その影響は大きく、たった1日栄養バランスの悪い食事を摂っただけで、睡眠の質が変わってしまうのだとか。では、どんな食事が睡眠に悪影響を与えるのでしょうか。
コロンビア大学では、29人の成人男女を対象に調査を行いました。対象者の平均年齢は35歳で、男女比は半々。
標準体型の人が集められました。対象者は4日間、栄養士によって管理された食事を摂り、5日目だけ好きなものを選んで食べることができました。
調査期間中の5日間は、毎日夜10時から朝7時まではベッドで過ごし、その間の睡眠パターンや呼吸などのデータが集められます。