3つの壁を外すだけ!忙しくても着眼(ひらめき)を得られる練習
『ベンチャーキャピタリストが語る 着眼の技法』(古我知史著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)の著者は、シティバンク、マッキンゼーなどを経て、現在は独立系キャピタリストとして活躍する人物。
これまでに60社以上の起業や、事業開発の現場に直接参画してきたのだそうです。
本書ではそのような経験値をもとに、そして「着眼」をテーマとして、新しいビジネスを生み出すための視点を明らかにしているわけです。
しかし、そもそも「着眼」とはなにを意味するのでしょうか?
その問いに対する回答は、まず本書のページをめくると飛び込んできます。
■ひらめきとは着眼のこと
「天才とは1パーセントのひらめきと99パーセントの汗である(Genius is one percent inspiration and ninety-nine percent perspiration)」
ここで取り上げられているのは、有名なトーマス・エジソンの言葉。そして著者は、この真意を読者に対して明らかにします。
努力を積み重ねるということが美徳という意味ではなく、「どれだけ必死になって努力を積み重ねても、ひらめきがない限り、すべては無に帰する」