日本人は11兆円も食べ物を無駄にしている!深刻な食品廃棄問題
日本に暮らす私たちの日常には、食べものがあふれています。
スーパーやコンビニ、商店街などに行けば、常にお弁当やお惣菜を始め、食べものがないということがありません。飲食店も数え切れないほどあり、東京に限っては24時間いつだって食べものを手にすることができますよね。
しかし、これだけ食べものがあふれているのに、私たちは食べきれていません。それどころか、相当の量が廃棄されてしまっている現状です。
そんな食品廃棄問題はいま、日本だけではなく、世界中で問題になっています。日本と世界の食品廃棄問題どのようなものなのでしょうか?
■日本はアメリカより食品が廃棄されている
まず、日本の食品廃棄がどれくらい深刻なのか、アメリカと比くらべてみましょう。
日本とアメリカの食品廃棄量や金額を、農林水産省と国際連合食糧農業機関のデータをもとに比較してみました。
[アメリカ](約3億1,500万人):3,300万トン、13兆円
[日本](約1億2,000万人):1,940万トン、11兆円
人口に対し、廃棄量も金額もほとんど差がないことがわかります。つまり、割合でいうと日本の方が食品廃棄率は高いということ。