15秒で自分のキャッチフレーズを!初対面で相手をつかむ方法
が、初対面のときには決定的に重要なのだと著者は主張しています。
なぜなら、人間には動物的な感覚が根強く残っているものだから。つまり誰しも、初対面の相手が的なのか味方なのかを、最初の15秒程度で見分けているということ。
とはいえ、私たちは服を着て、人間的な社会性も身につけているもの。「どう判断したか」は、口にも顔にも出さないわけです。
たとえば「あっ、つまらなそうな人。もう二度と会わないな」と判断しているのに、何十分もうなずきながら話を聴き続ける人もいるでしょう。
だとすれば、そんなことにならないようにすべき。
そのために肝心なのが、最初の15秒だということです。
この15秒で、相手と自分の脳をつなげておくわけです。
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タイトルからもわかるように、講義形式になっていることも本書の特徴。つまり気負う必要なく、自然にスラスラと読んでしまえるのです。
時間をかけずに要点をつかむことができるので、「将来の働き方」が気になっている方には格好の一冊だといえます。(文/書評家・印南敦史)
【参考】
※藤原和博(2015)『藤原先生、これからの働き方について教えてください。 100万人に1人の存在になる21世紀の働き方』ディスカヴァー・トゥエンティワン
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