1件「300円」の世界から抜け出せない?ライティング仕事の罠
大企業のオウンドメディアの中には、ネットメディアと同様の編集方針を持って運営されているところもあります。
しかし、クラウドソーシングサービスで募集されている案件は編集者やディレクターがいないことも多いために、充分なサポートを得られず、書き直しや支払い拒否といったトラブルが起こりがちです。
また、このどちらもサイトの収益が目的ではない、もしくはめどが立たないために、一つの記事にかけるコストは限界まで下げざるを得ません。
低価格の「ライティング」の案件が無数に存在するのはこういった事情があるということについて、仕事を受ける側も認識する必要があるでしょう。
■キャリアアップには絶対つながらない?
クラウドソーシングサイトに登録されているライティング仕事を受ける人の中には、主婦や学生がお小遣い感覚で応募するというケースもあるでしょう。
一方で、「ライターという肩書きがほしい」「物書きとしてキャリアアップをしていきたい」と希望する人もいるのではないでしょうか。
しかし、このようなサイトで募集されている案件の数をこなしても、より原稿料の高いウェブメディアや紙媒体の仕事ができるようになる可能性は、かなり低いと言わざるを得ません。