1万人の店長が教えてくれた「成果を出している店長」の共通点
『1万人が実践している 売れる店長の全技術』(丹羽英之著、かんき出版)の著者は、船井総合研究所の経営コンサルタント。商業施設のテナント活性化のプロフェッショナルとして、ショッピングセンターの集客プロモーションから開発・リニューアルまでを積極的に支援してきた実績の持ち主です。
入社してから23年間で1万店舗の店長と出会ってきたそうで、その1万人から教わったことがあるのだとか。
それは、成果を出している店長には共通したキーワードがあるということ。また同時に、誰にでも簡単に真似できるコツもあるといいます。
だとすれば店長さんだけでなく、販売に携わっているすべての人は、ぜひ応用したいところです。
■1:「おかげさまで」を口ぐせにする
相手がお客様でも取引先でも、なにか聞かれたら「おかげさまで」と最初に返すようにするといい。著者はそう主張しています。
なぜなら「おかげさまで」が口ぐせになると、自然に否定的な印象ではなくなるものだから。
例をあげてみましょう。たとえば「最近、ご商売はいかがですか?」とたずねられたとします。そんなとき、「いやぁ、よくないですねえ」と答えてしまったら、そこで会話は終わってしまいます。