80万円分の価値はあるか?住宅ローン借り換えで失敗しない方法
■いま住宅ローン借り換えのチャンス?
長期固定金利でもっともポピュラーな『フラット35』の金利を見ると、最低金利は2月の1.48%から3月の最低金利1.25%まで、0.23%引き下がっています。
そのため「住宅ローン史上最低金利」などという言葉が、あちこちで飛び交いはじめました。すでに住宅ローンを借りている人なら、「住宅ローンを借り換えるならいまかも?」と思っても当然でしょう。
ファイナンシャルプランナーである筆者のところにも、3月に入ってから借り換えのご相談が急増しています。
しかし、ただ金利が下がったからといって住宅ローンを借り換えてもいいものなのでしょうか?
そもそも借り換えとは、その名のとおり住宅ローンを借り換えること。簡単にいえば、A銀行からB銀行に住宅ローンを借り換えるということです(同じ銀行内での借り換えはできません。あくまで原則ですが……)。
一昔前までは、「金利が1%以上、返済期間は10年以上、ローン残高が1,000万円以上なければ借り換えしても意味がない」といわれていましたが、実際はどうなのでしょうか?
■失敗しない住宅ローン借り換えとは?
曖昧な情報に流されないために必要なのは、借り換えの実態を知っておくこと。