信用をなくすので多用しちゃダメ!執事が教える「要注意な数字」
には「末広がり」の意味があるため、運のよい数字としてお祝い事などにも使われています。
■根拠のない「大げさな表現」にも要注意
また、数字ではありませんが、映画のCMに多い「全米が涙した新作」「絶賛上映中」などの根拠のない大げさな表現、あるいは通販番組の「他にはない切れ味」「限定100名のみ先着順」「全国から感謝の声が届いています」など、調べる音ができない「あおり文句」にも、3と8に通じる曖昧さがあると著者は指摘しています。
とはいえ映画や通販番組の場合、多少は誇大な表現を使ったとしても、エンタテインメントの暗黙の了解として楽しめるので問題はないといいますが。
ただし、ビジネスの世界では話が別。大富豪のように常に数字に神経をとがらせている人は、8が多用されていることに気づくと、すぐに「うさんくさいな」と警戒するというのです。
つまり、そうした人との商談において、こうした表現を多用すると信用を失いかねないということ。
もちろん、3と8を使ってはいけないというわけではありません。しかし、そもそも3と8は10のうちの2つの数字でしかないわけです。
本来、話に出てくる確率は5分の1程度なので、それが2回に1回出てきたら、確率的にもおかしいということ。