一流みかん農家が教える「プロフェッショナルになるための流儀」
と著者はいいます。一流を目指すなら、他の一流の職人が持つ空気感を味わう・経験することが重要。
著者もお客様の求める味を追求し、一流の人を相手に仕事をするために大きな金額を投資してきたそう。失敗もあったそうですが、お金は無駄にはならず、経験として自分に返ってきているようです。
■4:ホテルごとの100種類の味を覚える
著者は、取り引きするホテルの要望に合わせたジュースをつくることを心がけています。そして、一度つくれば終わりではなく、さらに少しずつでも改良を重ねているといいます。
約100種類ものジュースを頭に入れ、それぞれに違う酸味、甘味、濃度加減など、数字ではなく舌で覚えてブレンド。ときには、頭と体で覚えることも重要だということです。
■5:一流のお客様に愛されるものをつくる
自然界では、川流れのように上から下へと流れる法則があります。下流でうろうろしていてもダメです。下流でヒットした商品は一時的には売れたとしても、すぐに消えてしまうし、忘れられてしまうもの。
上流、すなわち一流のお客様に評価されると、商品は長く生き続けると著者はいいます。そうすれば、10年、20年経ったときに勝ち組になっているはずだという考え方。