ケチケチ節約しなくても楽に100万円貯められる「2つの数式」
『普通の人が、ケチケチしなくても毎年100万円貯まる59のこと』(佐藤治彦著、扶桑社)は、節約をすすめる本ではありません。
洋服をバーゲンになるまで待って買うのも、冷夏を待ってエアコンを買い替えるのもNO。
むしろ「洋服はブランド品の気に入ったものを定価で」「家電は型落ちを待たずに性能のいいものを」買うことをすすめています。
一見、まったく正反対の「ケチケチしないこと」と「お金を貯めること」。この2つをイコールで結んでいるのが、「ものが高かったか安かったかは、どれほど役に立ち、使ったかによって決まる」という発想です。
なかでも著者の考え方を端的に表しているのが、ここでご紹介する2つの数式。ケチケチせずにお金が貯まる逆転の発想を数字の側面から読み解いてみましょう。
■1:家電=本体価格+消費電力+処分費用
生活用品のなかでとくに価格が大きくなるのが家電。
定期的に買い替える必要もあり、きちんと予算を組んでおかないと家計を圧迫します。
著者は、本体価格だけに左右される商品の選び方、「平日昼間は価格交渉しやすいので得」「冷夏の夏の冷蔵庫、エアコン買いはお得」といった裏ワザには一切無関心。