知ればパワーをもらえる!80歳で開業したおばあちゃんの生き方
自分の判断基準をもつ
これは小さな不動産屋だからできること。手間もありますが、その分自信をもってお客様に提案できるようです。
また、和田京子不動産は年中無休、24時間営業。忙しい世間様がゆっくりできるのはお正月くらいだろうと、訪れたい人のために開けているのです。休みたいと思うときもあるそうですが、それもほんの一瞬。自立できているいまは、すごく気持ちがいいようです。
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著者は戦時中、何度も人に助けられて生きてきた方です。
世代的に「お国のために死んでこそ立派」という教育をされてきたため、今日まで「戦争で亡くなった人に申し訳ない」と世の中に借りがあるような気持ちで生きてきたとのこと。
そこで最後の人生は、少しでも世の中のためになることをして「借りを返したい」と本気で思っているそうです。
この本は、85歳の一人の女性の生き様を描き、読む人に生きる希望と勇気を与えてくれます。生きるパワーが欲しい老若男女には、ぜひ一読をおすすめしたいと思います。
(文/齊藤カオリ)
【参考】
※和田京子(2016)『85歳、おばあちゃんでも年商5億円』WAVE出版
「無能の鷹」スピンオフ後編「はじめてのざつだん」配信