「僕だけがいない街」以外にもあった!タイムスリップ漫画10選
■7:『リプレイJ』(今泉伸二)
ケン・グリムウッドの小説『リプレイ』を原案とし、大幅に焼きなおした作品です。
かつては大学ラグビー部のヒーロー、現在は証券会社でダメ社員として扱われている主人公が大学時代にタイムスリップ。以前の記憶を活かして株式投資で成功し、その後も多くのビジネスに関わり信用を得ていきます。そんな彼の前に、自分以外のタイムトラベラーが現れるところから物語が動き出します。
主人公が証券会社勤務ということもあり、経済ネタが豊富な作品。はじめはすべてがうまくいきますが、やがて先の読めない展開が待ち受けています。
■8:『生まれる価値のなかった自分がアンナのためにできるいくつかのこと』(永瀬ようすけ)
32歳の主人公は、自暴自棄になり母校の屋上から転落します。気がつくとそこは20年前の世界。
小学6年生に戻った主人公は人生をやりなおそうと試みるのですが……と、一見すると普通のタイムリープもの。しかし主人公の性格が屈折しており、欲望のままに生きようとするのです。
読者が主人公の破滅を望むほど残酷な内容ですが、一味違った作品が読みたい(そして残酷な描写に耐性がある)方は手に取ってみてもいいかもしれません。