28ヶ国で1000人の髪を切った美容師が語る「旅の楽しみ方」
お金を払ってでかける旅は、どうしても喜ばせてほしいという気持ちが強くなるもので、喜ばせたいという視点は新鮮です。
■4:予定を決めすぎない
16か国目に訪れたイタリアでは、当初の予定にはなかったベネチアへ。美しい夕陽を目にし、偶然のなりゆきに感謝した桑原さん。
桑原さんが旅の始まりに決めることは2つだけ、観光のメインとなる場所と、行き帰りの交通手段。あとはすべてその時々の自分次第です。その自由さが、新しい出会いや次の目的地を運んでくれるといいます。
決めすぎない旅で、思いもよらない出会いを体験してみるのもおもしろそう。
■5「ありがとう」を現地語でいう
アジアやヨーロッパの国々では他の国の旅人たちとビールを飲みながら楽しい時間を過ごした桑原さんですが、25ヶ国目のアルゼンチンでは、そのチャンスがグッと減ったそう。
その理由は、スペイン語が話せないから。
もちろん訪れる場所の言葉が話せれば最高ですが、なかなかそうはいきません。そんな時、桑原さんが心がけているのが「ありがとう」だけは現地語で言えるようにしておくこと。
たったひとことでも、旅人の感謝の気持ちが伝われば、距離を縮めるきっかけになります。