深呼吸が集中力を持続させる!効果的なのは「5・3・8深呼吸」
集中のコツは、心の強さに頼るのではなく、「集中力を引き出すワザ」を知り、使いこなすこと。
そう主張するのは、『机に向かってすぐに集中する技術』(森健次朗著、フォレスト出版)の著者。
現在の肩書きは「集中力プロデューサー」ですが、それ以前はミズノ株式会社に勤務していたという人物。10年間のべ15万人の人々に対し、「どうすれば集中力を高められるのか?」を指導してきたのだそうです。
その当時には、シドニーオリンピックで12個の世界新記録を生んで注目を浴びた、「サメ肌水着」を開発した実績をお持ちです。
本書ではそのような実績をベースとして、集中力を自由自在に引き出すためのメソッドを紹介しているのです。
ところで著者は、本書のなかで興味深い主張をしています。リラックスした状態で集中力を持続させるためには、深呼吸が欠かせないというのです。
しかも、ひとことで深呼吸といっても、ただ深く気を吸って、履けばいいというものではないのだとか。
深呼吸にも、きちんとしたやり方があるということです。
リラックスするためにいちばん効果的な深呼吸として、著者は“5、3、8深呼吸”を勧めています。あまり聞きなれない名称ですが、いったいこれはどんな深呼吸なのでしょうか?
■息を吐き出す作業を意識する
まずは、イスに腰掛けます。