フランス事情に学ぶ!日本で深刻な「2人目の壁」を打破する方法
日本とフランスの架け橋的存在として、多方面で活躍中のドラ・トーザンさん。彼女が2011年に書いた『ママより女』を加筆修正した『フランス人は「ママより女」』が、2015年12月に小学館から出版されました。
ドラさんは2011年の東日本大震災後、日本人は「自分にとっていちばん大切なものはなにか」を見つめなおし、家庭やプライベートの充実を目指す方向に向かうだろうと予測していたそうです。
ところが日本では5年経っても相変わらず、出産後、働きたくても働けない女性がいます。子どもが生まれても、上司がいると定時に退社できない男性がいます。
そんななか、日本を愛するドラさんが「本当に日本はこのままでいいのですか?」と再び世に問うた一冊です。
フランスでは90年代に1.66だった出生率が、2000年代に入って2.02まで復活しました。フランス以外のヨーロッパで、ここまでの回復を達成できた国は他にありません。
同時に経済面でも高いGDPを維持しています。
フランスの事情を知るだけでなく、私たち日本人が変わるヒントをいただけないか、直接ご本人にお話をうかがってきました。