まずは怒りの背景「第一感情」を探す!職場でイライラしないコツ
とイライラしているとします。
でも、ここで落ち着いて、「このイライラの第一感情はなんだろう」と考えてみると、それは「心配」だということがわかってくるはず。
つまり、「娘になにかあったのではないか」と心配しているからイライラしてしまうわけです。
そして第一感情に気づくことによって、気持ちを「怒りの感情」として表に出すのではなく、「自分の気持ちをきちんと伝えるにはどうしたらいいか」と考えることができるようになるといいます。
その結果、感情に流されることなく、冷静に、素直に伝えることができるようになるということです。
■職場で人にイライラしない方法
同じことは、さまざまなトラブルによってイライラしてしまいがちな職場にもいえるでしょう。
本書のマンガにも、仕事の遅い人に対して、主人公がイライラしてしまう場面が登場します。つい、感情的な言葉を投げつけてしまいそうになるわけです。
けれど、そうしなかったのは、落ち着いてイライラの第一感情を探したから。すると、それが「不安」であることに気づいたのです。
いわば、「怒らない技術」の本質は、解決方法に焦点を当てること。
部下の仕事が遅いことについて、いくらイライラしても怒っても、状況が変わるわけではありません。