最低3つはスポーツ経験を!子どもの運動能力を開花させるヒント
これに対し、アメリカでは多くの子どもが小学生の間に少なくとも3~4種目のスポーツを経験するそう。
著者の森本さんがマリナーズで接したメジャーリーガーも、ほとんどが野球だけでなく3つ以上の競技を子どものころから体験していたというのです。
なかには高校までほかの競技をしていて野球をやったことがない人や、大学時代に野球とバスケットボール両方で選手として活躍していた人もいたのだといいます。
■日本でも広がりつつあるスポーツの掛け持ち
子ども時代に複数のスポーツを経験することのメリットは、「動きの引き出し」が増えていくこと。
競技によって異なる身体の使い方をするため、いつもやっている競技ではあまり使わない筋肉などを使うことで、身体の使い方を見直すことができるのです。
これはケガをしにくい身体をつくったり、子どもが向いているスポーツを見つけたりすることにも役立ちます。森本さんは、アメリカのスポーツ選手が世界で活躍できるのは、子どものころからこうした多種多様なスポーツ経験があることも大きな要因だろうとしています。
日本でも、子どものころから複数のスポーツに取り組む例が増えているとか。