週25時間以上の労働は「脳に悪影響を及ぼしてしまう」と判明!
厚生労働省では、原則として1日に8時間を超える労働、1週間に40時間を超える労働を禁止しています。しかし、フルタイムで働いていれば、残業などで週に50時間を超えてしまうことも少なくないのではないでしょうか。
実は最新の研究から、週に25時間以上働くと脳によくないことがわかっています。さらに、週に60時間以上働いている人は、脳はなにもしていないときよりも悪い状態になるのだとか。
オーストラリアのニュースサイト『the Sydney Morning Herald』でも、働きすぎが脳に与える影響について紹介されています。
■週25時間以上は脳の認知能力が低下
調査は、オーストラリアの40歳以上の男女65,00人を対象に行われました。分析されたのは、働いた時間と集中力、言語能力、短期記憶、情報処理能力との関係です。
その結果、週に25時間までは、働けば働くほど脳の認知機能が高まったものの、逆に25時間以上は、働けば働くほど認知機能が低下することがわかったのです。
男女差はありませんでした。
週に25時間ということは、週5日働くとして1日5時間以上。フルタイムで働いている人は該当することになります。