追加時間が3分でも3分後に「サッカーの試合が終わらない理由」
このアディショナルタイムにゴールが決まるドラマチックな展開は、意外に多いものです。
スタジアムの電光掲示板などに表示される時計は、キックオフから45分たつと表示が消えることが多いのですが、「まだあと○分ある!」と思うと最後の力を振り絞ることができるせいでしょうか、JリーグJ1の第8節(4月24日開催)までに前後半あわせて15試合で、このアディショナルタイムに得点が決まっています。
また、2015年シーズンに向けてのJ1昇格プレーオフ準決勝では、4位のジュビロ磐田と対戦した6位のモンテディオ山形が、後半のアディショナルタイムにコーナーキックからゴールキーパーの山岸選手がヘディングでゴール。まさに劇的な勝利を収めました。
■同じ「アディショナルタイム3分」でも長さが違う?
ところで「アディショナルタイム」は冒頭の言葉のように、「目安」と表現されるのですが、それには理由があります。たとえば、「アディショナルタイムの目安は3分」、と表示された場合、逃げ切りたいチームは時計が3分を刻んだらすぐに試合が終わってほしいと思ってしまいます。
しかし、実はアディショナルタイムの「3分」というのは、3分台が対象。