一流は「凡人の300倍」価値がある!グーグルの衝撃的な考え方
優秀な人材を獲得するためにじっくり時間とコストをかけ、グーグルは客観的な採用活動を行ってきたわけです。そうであるだけに同社が今後、AI×ビッグデータ活用を積極的に行うであろうことも十分に予測されるはず。
ある意味において、効率化とコスト削減に注力する日本の人事とは正反対のことをやっているわけです。
著者はそんな状況を確認したうえで、どう考えてもいまの日本企業が、グーグルよりも優秀な人材を勝ち取れるとは思えないと記しています。
いまやAI×ビッグデータはそれほど、人事に欠かせないツールになりつつあるということ。
■AIとビッグデータの研究が進行中
著者は本書の執筆に先立ち、世界の最新動向を確認するため、アメリカへの取材旅行を敢行したのだそうです。
いうまでもなくアメリカといえば、IT(情報技術)の本場。そうであるだけに、AI×ビッグデータの活用に取り組むベンチャー企業が続々と登場しているという実感を受けたといいます。
たとえばそれは、各個人が自らに合ったキャリアを構築するために最適な企業の紹介、語学学習、クリティカル・シンキング力のテストなど、事業内容も各社さまざまで多岐にわたっているのだとか。