曖昧な表現は卒業!自分の主張を「数字で明確に表す」簡単な方法
との因果関係を確認する
ことが大切で、それこそが「ハカる力」の根源だというわけです。
■言葉を数字に落とすべし!
曖昧な表現を廃し、主張を具体的・定量的にしようとするとき、もっとも明確なのは数字で表すこと。
たとえば「市場シェアが高い」ではなく、「市場シェア30%」と伝える。
30%が高いかどうかは競合状況によるもの。シェア50%の敵がいるなら、30%は高いとはいえないわけです。しかしシェアトップで2位が20%なのだったとしたら、その30%は高いといえます。だからそのときは、「シェア30%、相対シェアは1.5」と表記すれば完璧だということ。
このように、言葉を数字に落とすことはなかなか面倒。
しかも私たちはつい、感覚的表現を使ってしまっているものです。
・この分野では敵が「強い」
・顧客とのリレーションが「効く」
・流通を「押さえれば」勝ち
でも、「押さえる」といわれても、そこに具体的な説得力はないわけです。そこで、
・カバー率90%:流通チャネルの9割が自社製品を取り扱っている
・専売契約率70%:それらのうち7割が専売契約を結んでいる
・離反率3%:専売ディーラーが他者に寝返る率が年3%のみ
というふうに、数字に落としていくことが重要。