くらし情報『福岡の明太子メーカーが利益の20%を寄付してもNo.1な理由』

福岡の明太子メーカーが利益の20%を寄付してもNo.1な理由

目次

・「元祖」とも「本家」とも名乗らない姿勢
・利益の20%にあたる1.5億円を寄付!
・働く人の雇用を守るために合併したことも
・愚直にひたすらおいしさを追求している!
suzie.20160512


『日本でいちばん大切にしたい会社5』(坂本光司著、あさ出版)は、2008年の『日本でいちばん大切にしたい会社』から続くシリーズ第5弾です。

著者は過去40年以上にわたり、企業の現場研究に携わってきたという人物。

そんななかで経験法則として知ったのは、短期の業績や勝ち負けではなく、継続を第一義に、関わる人々の幸せを追求し、努力している企業は例外なく、業績が安定的に高いということなのだとか。

つまりそのようなファクトに基づき、本書では、人をとことん大切にする「いい会社」を世の中に広めようとしているわけです。

さらに思いの根底には、「そのような正しい経営を一途に実践する会社を1社でも多く増やしたい」という思いがあるということ。

きょうはそのなかから、「世の中の役に立つ」ための会社としてNo.1の地位を保ち続ける福岡の明太子メーカーについてのエピソードをご紹介したいと思います。

■「元祖」とも「本家」とも名乗らない姿勢

福岡県の博多にある「ふくや」は、いまや国民食といっても過言ではない明太子を、日本でいちばん最初につくった会社。

しかし、そうであるにもかかわらず、「元祖」とも「本家」

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