どんなに給料が安くても手加減をしてはダメ!これはなぜなのか?
『NASAより宇宙に近い町工場』(植松努著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)の著者は、紆余曲折を経たのち、北海道の小さな田舎町で宇宙開発に取り組んでいるという異例の人物です。
注目すべきは、本書においてはっきりと「宇宙開発はお金を稼ぐ対象ではない」と断言している点。
宇宙開発には、お金よりも大切な意味があるように思えるというのです。そして宇宙開発は、「あること」を実現するための手段だとも考えているのだとか。それは、「どうせ無理」という言葉を世の中からなくすこと。
多くの人があきらめてしまう夢を実現できれば、「どうせ無理」といわない人がひとりでも増えるのではないかという考え方です。
■手加減した働きかたをしてはいけない
そんな著者は、給料に関しても明確な考え方を持っています。
手加減をして給料分の仕事しかしていないと、本当に給料分の人間になってしまうというのです。
「俺は正しく評価されていないな、俺の給料は安いな、だから、このへんで手を抜いておこう」と考えるような人は、本当にその給料どおりの輝きしか持たなくなるというのです。
いいかたを変えれば、(給料をいくらもらっているかにかかわらず)