47%の仕事がAIにとられる!人間はこれから何を考えるべきか
Google参加企業のAIが囲碁のトップ棋士に勝ってから、人工知能に関する話題を頻繁に目にするようになりました。なかでも「AIでなくなる仕事・なくならない仕事」というテーマの記事は多くのメディアが取り上げていますよね。
イギリスのオックスフォード大学が2013年に発表した論文では、今後10~20年で47%の仕事が機械に取って代わられると結論しています。
事務労働はAIがミスすることなくこなしますし、タクシードライバーのような仕事も自動運転が可能です。よって、こうした肉体労働はなくなるでしょう。
一方で、芸術などのクリエイティブな仕事は当分なくならないでしょう。また、ロボット・AIアドバイザーのような新しい仕事が生まれる可能性もあります。
しかし、「自分の仕事は近い将来なくなるのか?」というところにだけ目を向けていると、AIによって生まれる需要な課題を見逃してしまうかもしれません。
AIは仕事以外の社会環境を変えてしまうのですから。
今回は「AIと仕事」というテーマから一歩踏み出して、AIがつくる社会とその課題について簡単にご紹介します。
■失業者や賃金格差はどうするか
AIによって生み出される仕事は、どれもクリエイティブなものばかりです。