Twitter人気TOP10の傾向が海外と日本で大違いな理由
(坂口さん)
たしかに、英語を使用してツイートしている海外のミュージシャンや政治家は、自分の国以外のファンからもフォローされますが、日本語でのみツイートしていると、日本語がわかる人にしかフォローされません。
さらに、前出の放送作家・河野虎太郎さんは「140字という制限で、日本語と英語では扱える情報量に大きな違いがある」とも指摘します。
「日本の政治家は自身の公式サイトにおけるブログの更新情報のように使っている議員も多く、コミュニケーションツールとして利用する人は多くありません。
そんななか、河野太郎 防災担当大臣は、4月に発生した熊本地震に於いて、自身のもとに集まった情報を端的な表現でシンプルに伝えています。こうしたツイートは好評のようです」(河野さん)
10周年を迎えたTwitterですが、日本で本格的なサービスが始まったのは2011年から。つまり、日本語によるTweetは、コミュニケーションツールとしても、マーケティングツールとしても、まだ的確な使われ方を模索中と言えそうです。
日本での10年目を迎えるころには、もしかしたらフォロワーTOP10の顔ぶれは、いまとはガラッと変わっているのかもしれませんね。