50社を経営する起業家が伝授「海外でビジネスする際の注意点」
ただし、相手が誰でもいいというわけではないということ。
取引相手を自分の目で見て、自分の感覚に従って取引を決めたり、業務を依頼したりすべきだというわけです。気になってしまいがちな会社の規模や金額は、そのあとに見ればいいという考え方なのです。
■お金を出してしまったらおしまい
「騙し」や「裏切り」と表裏一体の環境に身を置いているだけに、自分と取引をしている人を見ずに、取引をしている人の外側で判断するなんて理解できないと著者はいいます。
ビジネスはある意味においてマネーゲームであり、お金で解決しなければならないことも多くあります。
しかし、それと同じくらいの割合で、「お金を出してしまったら間違うビジネス(相手にたかられるような結末を迎えてしまうビジネス)もある」というのです。
実際のところ、著者が尊敬しているビジネスパーソンも、お金に関してこのようにシビアな感覚を持っている人ばかりだといいます。そして、実際に大成功されている方も多いのだとか。
また、いま成功していなかったとしても、将来的に大成功するのはこのようなタイプだとも感じているそうです。
そして著者は、こうもいうのです。