産後から4ヶ月までは不安だらけ!大変な時期を支える新しい職業
現役の産後ドゥーラである第5期生の西公子さんに、お話を伺ってきました。
■産後ドゥーラになったきっかけとは
西さんは産後ドゥーラとしては昨年独立したばかりですが、保育士としての長い経験にくわえ、チャイルドマインダー、NPLプラクティショナーなどの資格もお持ちです。いまの仕事には、それらすべてが役立っているとおっしゃっていました。
産後ドゥーラになったそもそものきっかけは、妹の産後ケアを手伝ったことだったといいます。当時すでにお母様を亡くされていたため、妹さんの世話ができるのは自分だけ。そのときに初めて、「親がいない人はどうしているんだろう?」と思ったのだそうです。
また、自身の子育てを振り返ってみると、「実家は遠かったので親には頼れず、仕事が忙しい夫には心配をかけたくなかった。私自身、“母親なんだから 甘えたらいけない”と思っていた」といいます。
■産後ドゥーラは母親主役の産後ケア
産後ドゥーラは、あくまでも、赤ちゃんではなく、赤ちゃんを産んだ女性のエモーショナルサポート(精神的なサポート)に重きをおいていることが特徴です。母親が安心感を得られない子育ては、育児放棄や虐待にもつながりかねないからです。