毎月の負担が3万円アップ!住宅ローンを短く組むとキケンな理由
子どもができれば産休・育休を取得することになるでしょうし、子育て中は時短勤務になることも考えられます。また夫婦がフルタイムで働いたとしても、子どもが大学生になるころには学費の負担が大きくなるでしょう。
こうした問題以外に、実家の両親の介護が必要になることも考えられます。夫婦のどちらかがリストラされたり、転職を考えたりする可能性もあります。
しかも単身者であった場合は、これらの事態に自分ひとりで対応することになります。
■「短期間」にこだわってはいけない!
このように、人生には不確定な要素が数多くあるわけです。しかし住宅ローンを組んだ時点では、その後数十年の生活の変化を予想することなど不可能。
だからこそ、住宅ローンの返済期間を短くすることだけを考えて月々の返済額をギリギリまで高くしてしまっていると、いざというときに身動きが取れなくなってしまう恐れがあるということ。
それどころか、その月の生活費をまかなうために、住宅ローンよりも高い金利でお金を工面しなければならない事態になるかもしれません。
「住宅ローンの借入期間をできる限り短くする」という節約方法は、慎重に選択する必要があるわけです。