頭は午前に使うべし!脳のリズムを鍛える「4・6・11の法則」
まず、脳には「この時間帯に、この仕事をすれば、質もスピードも上がる」という時間の使い方があるということを知ったうえで、仕事のスケジュールを組む。
そのために、脳と体が正常にリズムを刻むための「コンディションを整える習慣」を生活のなかに持つ。それが大切だというのです。
つまり本書では、“無理”“ムダ”“根性論”なしでこれらを実践できる方法を紹介しているのです。
■脳は「1日に2回」働かない時間帯がある
生体リズムには「睡眠—覚醒」リズムがあり、私たちの脳は1日に2回働かなくなる時間帯があるのだそうです。それは、起床から8時間後と22時間後。
最初の「起床8時間後」は、午後の時間帯にあたります。
昼食後は眠くなるものですが、生体リズムの研究では、たとえ昼食を摂っていなくても、あるいは少量の食事を2時間おきに摂り続けるという条件でも、起床8時間後には眠くなることが明らかになっているというのです。
そして2回目の眠気は、普段の起床時間の2時間前であり、多くの人にとって明け方にあたる時間。
どうしても眠れなくても、明け方にはウトウト眠っていたという体験をしたことがある人も多いはずですが、それはこういう理由があるからだというのです。