くらし情報『100歳の精神科医が伝授!人生で「匙加減」が非常に大切な理由』

100歳の精神科医が伝授!人生で「匙加減」が非常に大切な理由

目次

・人生は匙加減を見極めることが大事
・昔のがん告知はかなり苦労があった
・がんと仲よく生きれば気持ちも楽!
・心の匙加減は百人百様なので難しい
suzie-20160926


『100歳の精神科医が見つけた こころの匙加減』(髙橋幸枝著、飛鳥新社)は、数えで100歳になるという精神科医が語る人生訓。

といっても、単に「100歳だから」という数字の問題だけではありません。

高等女学校卒業後に海軍省のタイピストとして勤務したのち、中国・北京で日本人牧師の秘書として勤務。そうした経緯を経て医学部受験を決意し、勤務医としての経験を積んだあと、1966年に「秦野病院」を開院し、院長に就任したという人物なのです。

そのぶん、私たちに学べることが多々あるということ。そしてタイトルにもあるように、人生について考えるうえで著者が重視しているのは「匙(さじ)加減」です。

■人生は匙加減を見極めることが大事

どんなことにも適度な塩梅、つまり「匙加減」というものが存在すると著者はいいます。

それは人生にも当てはめることができるもので、つまりそれらをひとつずつ見極め、把握していくことこそが、「生きる」という営みだというのです。


そもそも匙加減とは繊細なもので、そこには難しさがつきまとうことになるそうです。そればかりか、人それぞれ微妙に異なってもくるため、二重に複雑になるということ。

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