26年の実績を持つ元CAが教える「たった3秒で心をつかむ術」
『雑談力がアップする「ひと言」の魔法』(水橋史希子著、ぱる出版)の著者は、26年間にわたってJALの客室乗務員(CA)を務めてきた“接客のプロ”。
「笑顔で接客をしながら、常に無意識の中に危機意識をもち、お客様を守るために自分たちの命をかけて仕事をしています」(「はじめに」より)という一文にも、強い説得力があります。
しかし、トラブルは常に起きるもの。
それは、どんな職種でも同じですよね。でも著者は、ささいなトラブルに戸惑うことなく、気づかいや笑顔を通じてハッピーな対応をすることを本書で伝えたいのだそうです。キーワードは、“言葉の種まき”。
◼︎水島さんの語る“言葉の種まき”とは何か
本書のテーマである“言葉の種まき”とは、“日常の会話にひとことプラスする”ことによって、コミュニケーションを円滑にする方法。たとえば、挨拶です。
「おはようございます。ご利用ありがとうございます」というのではなく、「おはようございます。いつもご利用ありがとうございます」といってみる。
この「いつも」という3語を種まきする(加える)ことによって、お客様は「自分自身にいってくれているんだ」と親しみを感じ取ってくれるというわけです。